伊勢丹新宿店のバレンタイン企画特設ブースにて２週間に渡り、インスタレーション型のチョコレート販売を行いました。企画・会場やデザインまわりはクリエイティブスタジオKLOKA。イメージを出し合いながら全長３mほどのチョコレート鉱山を考案制作しました。山脈や地層など１１のゾーンごとにフレーバーを変え、８種のチョコレートをベースに自家製のクッキーやナッツのキャラメリゼ、ドライフルーツなど３０種類以上の具材をふんだんに使用し、造形のリアルさと美味しさを追求し制作しました。場所を選ぶとヘルメットをかぶった採掘員がその場で採掘し瓶に詰めて購入できるという仕組み。

個人的には、都心でよく見かけるバレンタイン会場の女性でごった返す景色に風穴を開けるべく、老若男女いろいろな方にチョコレートを全身で楽しんでもらえるような企画にしたいという思いがあったのですが、毎日３００人以上の幅広い方々が列をなし、3mのチョコレートは毎日夕方には完売するため、朝から晩までチョコと格闘する嬉しい悲鳴の２週間となりました。幼少の頃、庭の濡れた土を見てチョコレートみたいで美味しそうだと思っていたことが発想の源で、小さな妄想を形にし沢山の人と共有できるとは、大人になるってなんて自由なんだ！としみじみ感じた案件でした。